自然休日――水着美少女(胸大きめ)といく碧の川
動画(youtube)
そこは碧の海だった。
清らかな水。
暖かな夏の陽射し。
草薙達は自然豊かな川に来ていた。
「気持ちいいです、悠弥様」
清い水が流れている。
水着の美少女は草薙に笑いかけた。
清水流れる川を背景に、純白のビキニを来た美しい少女。
少女の清純な顔に豊潤な体つき。ウェディングドレスの清らかさと、巨乳グラビアアイドルの様な色気がアンバランスに同居していた。
だがそのアンバランスさが彼女だと草薙は解悟していた。
「……綺麗だな」
ふと、呟いく。
水音が耳に心地良い。
「はい…………ここは本当に美しい場所です」
綺麗だなという言葉は水着姿の彼女に言ったのか、それとも自然に対してなのかは自分も判然としない。
「それもまた良し」
どちらでもいいという事はどっちでもいいようにするという事だ。
そういうおおらかさがこの清らかな自然にはあった。
「はい、悠弥様……」
少女がニッコリと笑う。彼女はいつもこの地のように自然のように、優しく
穏やかだ。それこそ不自然なほどに。
「それもまた良し、ですね。悠弥様の言葉、好きですよ」
「大した事いってないぞ」
「なんといいますか…許される気がします」
「いい加減なだけだろう」
悠弥の言葉にも彼女は微笑んだ。
「そうですね……でも悠弥様は私を風にしてくれるのです」
包み込むような優しい声で少女はそんな事を言った。
草薙は彼女の優しさはある種行き過ぎの所があった。
しかし
――それもまた良し。
草薙はそう思い、透き通る様な碧の川を見る。
不思議な場所だった。
雄大というには主張が少なく
大自然というには貞淑過ぎる。
草薙は水が流れる音に身を任せる。
控え目なのに、大きい。
大きいのに貞淑。
「悠弥様?」
ふと、<命>がこちらをのぞきこんでいた。
と瑞々しい肌、清純な顔、そしてそれと相反するかのような大きく膨れあがった肉感的な胸元が目に入る。
少しボーッとしていたらしい。
「あぁ、そうか」
ここの自然は多分、コイツに似てるんだなと、俺は思った。だからここは落ち着くのかもしれない。
「悠弥様……あなたは普段から頑張っています……私は知っています……ですから……
今日はゆっくりお休みください……」
「あぁ、そうさせてもらう」
「私にできる事があればお申し付けください」
「あぁ……ありがとな」
「はい……悠弥様……今日は……ゆっくりしてくださいね」
彼女は優しく微笑みかける。
彼女とこういう話をするとは思わなかった。
だが……
「――それもまた良し」
心が風になっている。。
まどろみの中、俺は目を閉じる。
自然と少女がいる水の空間で。
夏の風がゆっくりと吹き抜けていった。
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