君よ矛盾を恐れるな

「君よ矛盾を恐れるな」

「むしろ矛盾を肯定する位で丁度いい。
人間には色んな面がある。
いい所もあれば悪い所もある。
そして人間の心は変わっていく。
善悪が混在し、なおかつその在り方も変わっていく人間の心。
全くもって人間の心は混沌としている」

「そんな人間の心だ。矛盾していて当たり前。
矛盾を抑え込むのは心にとってよくない。心に無理が出てくるからな。
むしろ矛盾するだけ心が強くなると思う位で丁度いい」

「矛盾してるどうのこうので、自分を責めたり、心を縛ったりする必要はない。君の心は自由なんだからな」

「矛盾など怖れず、君の考えたい事を考え、君のしたい事をすればいい」

「俺は他人の事なんてどうでもいいが、日本人に幸せになって欲しい」

「矛盾してる?」
――それもまた良し」

「君よ矛盾を恐れるな」

「自由に、君は君のままであれ」