67話

悠久ノ風 第67話

67話 


「――国敵討滅」
「――絶望を捧げよ」

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超絶の激突。

凄絶な理光が明滅する。

草薙悠弥と魔神が激突する。

日本の存亡をかけた一戦。
もはや問答は不要。
必要なのは結果のみと神理が猛る。

――狙うは超短期決戦。

草薙の蒼光と魔神の紅の破壊光が激突する。

「こくてきぃぃぃぃ!」

「草薙、悠弥ああぁぁぁぁ!!」

神撃と神撃がぶつかり合う。
攻撃の余波に震撼する魔天。

草薙悠弥の神撃が魔神を攻撃。

「只の日本人だああぁ」

蒼の拳嵐武闘が魔神を撃つ。

幾重にも張られた防御結界を穿ち、魔神を撃つ。吹き飛ぶ魔神。

「――アビス・デス」

魔神の掌から紅光が生じる。
そして――

「――絶望しろ」

弾けた。
極大紅光が刹那に幾百、幾千にも枝分かれする。
散弾など比較にならないレベルの散光が天を蹂躙するように広がる。

凄まじいというレベルではない。

どれもが必殺の威力を秘めていた。

「そして――死ね」
空を圧倒する幾千の魔閃光。
その指向性が草薙に向けられた。

――ズオオオオォォ!!

絶対の死光の群れが迫る。

「!!」

防御すべきだ。
創世神器の力で蒼光の防御壁を展開すれば助かる可能性はある。だが――

「国敵ィィィィィ」

草薙は前に出た。
狂人の所業。今現在、虐殺は進行中だ。草薙が中枢で決戦をしかけているため、進行は減退しているが、それでも幾千の絶望が生み出されているのだ。

――故に特攻。魔の閃光が草薙の肉体の節々を貫く。

「討滅ゥゥゥ」
そして草薙悠弥は進撃する。
大魔力を放出し、血だらけになりがら、魔神に至近する。

「刹蒼一刃」
草薙の刃が魔神に迫る。

攻撃に力を割いていた魔神に迫る蒼の刃が魔神を貫いた。

「!!」

瞬間魔神が更なる魔の法を紡ぐ。
至近で紅光を爆破させた。
草薙と魔神双方が魔爆によって距離をとる。

「おおおおぉぉ!」
「ああああああ!」

加速する激闘――。
終滅へ向けて嵐が吹き荒れる。